2017年、和牛日本一を決める大会「第11回全国和牛能力共進会」で日本一に輝いた「鹿児島黒牛」。そもそも鹿児島黒牛とは、薩摩の地に古くから飼われていた在来の牛が伝統と風土にはぐくまれ、長年の改良を重ねて肉用牛として完成されたものです。日本一の生産量を誇る「黒毛和種」という品種の肉用牛を、鹿児島県では「鹿児島黒牛」と呼んでいます。1992年(平成4年)に「かごしまブランド」に指定され、アメリカや香港、シンガポール、タイ、マカオ、EU(ヨーロッパ連合)などにも輸出しています。
きめ細かく、やわらかい肉質とバランスのよい霜降り肉が特長。味は、まろやかなコクと旨みが自慢です。生産から加工まで、一貫した衛生管理体制のもと、より安全でおいしい牛肉づくりに努めています。
藤嶺牧場で丹精こめて育てられた牛は、ナンチク牛処理施設において高品質の食肉製品へと加工されます。牛処理施設は、平成2年日本初の「対米輸出牛肉処理認定工場」として厚生労働省の認定を受けました。月に1回の厚生労働省による査察や年1回の米国農務省(USDA)による査察をクリアし、アメリカ・シンガポール・香港、EU(ヨーロッパ連合)などに牛肉輸出の実績があります。また、HACCP(危害分析重要管理点)システムを導入し、日々の衛生向上に取り組んでいます。公的機関の食肉検査はもちろん、独自の検査室を設けて製品の衛生・品質を厳しくチェックし、高い水準をクリアした商品をお届けしています。
脂肪分の少ない赤身肉。ややかたいですが旨味成分が多いので煮込み料理に最適です。
シチュー・カレーなど煮込み料理に
適度に脂肪があって風味がよい部位です。やや筋があるので薄切りにするのがおすすめ。
しゃぶしゃぶ・すき焼きなど
肋骨(リブ)部の背中にあたり、肉に厚みがある部位です。
ステーキ・ローストビーフ
霜降りの強い肉は最高のすき焼きに
やわらかくて風味があり、一頭からわずかしかとれない希少な部位です。 脂肪が少ないので油をつかった調理法がベスト。
ステーキ・ヒレカツなど
牛肉の中で最も脂肪を多く含む部位です。濃厚な味わいを活かして煮込み料理がおすすめです。
ポトフ・カレーなど煮込み料理に
焼肉のカルビとしてもおなじみ
脂肪が少なく、たんぱく質の多い部位です。モモ(内モモ・しんたま)は柔らかいのでブロックのままの料理がおすすめです。 薄く切ったり細切りにして炒め物にも。
ステーキ・炒め物など
やわらかく風味のある赤身肉です。ほとんどの料理に利用できます。たれになじみやすいので焼肉にも向きます。
筋が発達してきめが粗くかたいので、ひき肉に多く使われています。エキス分が豊富なので長時間の煮込み料理にどうぞ。
シチューなど煮込み料理に
最も筋が多くてかたいですが、じっくり煮込むと柔らかくなりおいしい味がでます。ブイヨンをとるには最適の部位です。
長時間の煮込み料理に
柔らかく煮込んでカレーにも
きめが細かくてやわらかく、ヒレと並んで牛肉の最高部位です。ステーキに最適。
ステーキ・ローストビーフ・しゃぶしゃぶ・すき焼き